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MAGAZINE
STYLE OF MASHIRO

モデル高山 都
MIYAKO TAKAYAMA
PART.1

飾らない言葉と独自の美意識で、新しい「心地よさ」を届けるモデル、高山都。ライフスタイル、食生活、美容。ジャンルの壁を飛び越えて自在に語る彼女は、「人と人との距離」がかつてなかったほど意識されるこの時代のただ中で、どんな言葉を選ぶのだろう。

今日の自分は自分で作る、みたいな感覚で毎日過ごしている。
自分の軸がちゃんとしてて、快適だったらそれでいいと思う。

刺すような日差しの中、鮮やかなブルーのワンピースを纏った女性が、視界に飛び込んできた。一陣の風が吹いたかのようだった。「お待たせしました」。心地よいハスキーボイスが耳をくすぐる。高山都、モデル。ライフスタイルやファッションだけではなく、彼女が語る真っ直ぐな言葉にも、多くのファンがいる。

今年の春に引っ越しをしたばかりだという高山さん。新たな生活の中で生まれた習慣は、「窓をしっかり開けること」だった。

以前の家は一階だったから、なかなか開けられなかったんです。窓を開けるって、すごく大事なことで。光を入れる。陽の光でちゃんと目が覚めて、いまの季節を感じられて、空気の循環にもなる。そうすることで自分自身の循環にもなる。だから、まず窓を開けて今日の天気を確認するっている習慣をつけてます

走ることと、ご飯を自分で作ることも大切にしている。
コーヒーを淹れたり、自分のために花を買ったり。何かひとつ、自分のために動くということを続けているという彼女は、「丁寧に生きる、ということですね」と説明する。

“丁寧な暮らし”じゃなくて、“丁寧に生きる”なんです。“暮らし”になっちゃうと、家をきちんとしなきゃいけない、とか、毎日同じ時間に起きなきゃいけない、とか、ネガティブになっちゃう。そういうことではなくて“私が”丁寧に“生きる”なんですよ。忙しくなってきたり、部屋の中が片付かなかったとしても、自分の中のルールをちゃんと守ってる人が“丁寧に生きる”人だと思う。ライフスタイルだとか、いいものを使うとか、そういうことではなくて。自分の姿勢だと思います

高山さんは自分自身を「結構ズボラな性格」だと評する。

整理整頓がすごく苦手、というかめっちゃ嫌いなんです、実は。でも“丁寧に生きる”って言うことを軸に置いていると、ブレそうになった時にも戻ってこれる。ありがとう、とか、ごめんね、とか、嬉しかったよ、とか、ちゃんと言える。たぶんそれは、みんなできること。おうちごはんとか、部屋をきれいに、とかじゃなくて、自分の軸がちゃんとしてて、快適だったらそれでいいと思う

嘘がつけない彼女に、MASHIROの感想を尋ねてみた。明るい笑顔が弾けた。

まず、パッケージが可愛い。配色が好き! チョコミントのアイスみたいで、甘すぎず主張しすぎず、どこに置いててもしっくりくる。ギフトにも良いし

自分だったら使うかどうか、誰にあげたいか。そういうことを想像させてくれるプロダクトが好きだと語る。贈り物をするときには、その人のライフスタイルに合うかどうかを考える。MASHIROについても同様で、独自の視点からギフトとしての扱いやすさを評価してくれた。

この歯磨き粉だったら、女性でも男性でも使えるし、洗面台においてても“女性からもらいました”っていう感じではないし

価格帯も「ちょうどいい」という。

歯磨き粉って、薬局で300円ぐらいで売ってるじゃないですか。いちばん安いのだと198円ぐらいで売ってる。MASHIROは、1,800円。歯磨き粉にしたら、もしかして高いかもしれないけど、ちょっといいランチとか1,800円ぐらいする。自分で買うには少し贅沢で、ギフトにするにはちょうどいい値段だと思います。大人が贈っても失礼にならないし、こんなの貰っちゃってすみません、みたいな負担にもならない。気持ちよく“ありがとう”って言って、受け取れる値段

お金の価値観にも、彼女ならではの軸がある。

もちろん、みんながみんな1,800円の価値を対等に考えられるか、って言われたらそうじゃない。ファミリーだったらすごく大きいと思うし。でも、家族だったら小分けにして、他の人も使えるようにしたり。値段の価値って、自分で作っていけばいいんじゃないかな

高山さんは、ハンドクリームや日焼け止め、歯磨き粉などを、その日の気分によって使い分けている。今日は軽めでいこう、という日もあれば、今日はしっかり磨きたい、という日もある。酔っ払っていて面倒くさい時はこれ! というセレクトもあるようだ。
仕事と仕事の間にご飯を食べることもあるから、歯磨きセットは必須だ。モデルの仕事を始めた時から必ず持ち歩いている。外出中に何度も歯を磨く機会がある日は、MASHIROを持っていくこともあるという。「やわらかい泡で、泡立ちもいいから」。そう言って笑う彼女の歯は、こちらの心まで明るく照らすような白色だった。

歯磨き粉やハンドクリームの使い分けって、すごく気分も変わるし、自分なりのリズムを作れる。今日の自分は自分で作る、みたいな感覚で毎日過ごしている。天気によって着るものも変えたり、行く場所によって使うものを変えたりしたい

気分転換として歯を磨くこともあるという。おやつを食べたいと思ったときにする、間食予防としての歯磨きだ。

歯を磨くと、その後しばらく、匂いや味のするものを食べるのがもったいなく感じるから。なにか食べたいな、欲しいな、っていうとき、一回ちょっと我慢して、歯磨きしてみる。それでも食べたいと思ったら、もうオッケー。食べないって思うと逆に、食べたい食べたいって気持ちになっちゃうんですけど、“口の中が気持ちが良くて爽快なままでいたい”って思うようにするんです

自然体の彼女が紡ぐ言葉は、聞いているこちらの気分までリラックスさせていく。

PROFILE

モデル高山 都 Miyako Takayama

1982年生まれ、大阪府出身。モデル、女優、ラジオパーソナリティーなど幅広く活動。趣味は料理とマラソン。「#みやれゴハン」として料理やうつわなどを紹介するインスタグラ ムが大人気。近著に『高山都の美 食 姿3 ココロもカラダも「いい姿勢」。』『高山都の美 食 姿4 わたしが「作って」「食べる」理由。』がある。